こちらの記事にはネタバレが含まれていますので、最新号をご自身の目で実物を手にとって確かめたいという場合にはご注意下さい。また、無料で最新話・最新刊を楽しむ方法も紹介していますので、よければこちらも一緒にチェックしてみて下さい。
「鬼滅の刃」141話のネタバレ
「しのぶ、鬼殺隊を辞めなさい。」
傷つき倒れたカナエの手が泣く胡蝶の頬に触れた。
「あなたは頑張っているけれど、本当に頑張っているけれど、多分しのぶは・・・。・・・・・・普通の女の子の普通の幸せを手に入れて、お婆さんになるまで生きて欲しいのよ。もう・・・十分だから・・・・・・。」
「嫌だ!!絶対辞めない。姉さんの仇は必ずとる。言って!!どんな鬼なの。どいつにやられたの・・・・・・!!カナエ姉さん言ってよ!!お願い!!こんなことされて、私普通になんて生きていけない!!」
目の前にいる鬼は、頭から血をかぶったような鬼だった。
「やあやあ、始めまして。俺の名前は童磨。いい夜だねぇ。」
にこにこと屈託なく笑う。穏やかにやさしく喋る。
「た・・・たす、助けて。助けて・・・!!」
童磨の前の死体の中から、女性が胡蝶に助けを求め手を伸ばした。
「しー!今話してるだろうに・・・」
童磨の周りを突風が覆う。
その瞬間、助けを求めた女性は胡蝶の腕の中にいた。
「大丈夫ですか?」
「わあ!速いねぇ、柱なのかな?」
笑顔の童磨。
救出された女性は返事を返そうとするが、四肢がバラバラになり胡蝶の腕から崩れ落ちた。
「あ、大丈夫!そこにそのまま置いといて。後でちゃんと喰べるから。」
ーその鬼の使う武器は鋭い対の扇。
「俺は”万世極楽教”の教祖なんだ。」
童磨は左手の扇を振りながら話し続けた。
「信者の皆と幸せになるのが俺の務め。その子も残さず綺麗に喰べるよ。」
ーこいつが・・・姉さんを殺した鬼・・・。
「・・・・・・皆の幸せ?惚けたことを。この人は嫌がって助けを求めていた。」
「だから救ってあげただろ?その子はもう苦しくないし、つらくもないし、怯えることもない。誰もが皆死ぬのを怖がるから、だから俺が喰べてあげてる。俺と共に生きていくんだ。永遠の時を。俺は信者たちの想いを、血を、肉をしっかり受け止めて、救済し高みに導いている。」
「正気とは思えませんね。貴方頭あ大丈夫ですか?本当に吐き気がする。」
苦虫を噛み潰したような表情で淡々と話す胡蝶。
「えーーーっ。初対面なのに随分棘々しいなあ。あっそうか。可哀想に、何かつらいことがあったんだね・・・。聞いてあげよう、話してごらん。」
微笑みながら話す童磨に、怒りに満ちた顔で羽織を握り締め、胡蝶は言い切った。
「つらいも何もあるものか。私の姉を殺したのはお前だな?この羽織に見覚えはないか。」
「ん?」
童磨の脳裏にはカナエの姿が。
「ああ!花の呼吸を使ってた女の子かな?優しくて可愛い子だったなあ。朝日が昇って喰べ損ねた子だよ、覚えてる。ちゃんと喰べてあげたかっ・・・・・・た。」
言い切る前に胡蝶は【蟲の呼吸 蜂牙の舞い】で童磨の左目を貫いた。
目を貫かれたのにも関わらず、童磨は血鬼術で胡蝶を退け、頸を切らなきゃダメだと笑った。
「突きでは殺せませんが毒ならどうです?」
胡蝶の刀には毒が仕込んであった。
血を吐きひざをつく童磨だったが、再び顔を上げ
「あれぇ?毒、分解できちゃったみたいだなあ。ごめんねえ、せっかく使ってくれたのに。その刀、鞘にしまう時の音が特殊だね。そこで毒の調合を変えているのかな?」
と嬉しそうに起き上がった。
「うわーーっ楽しい!!毒を喰らうのって面白いね、癖になりそう。次の調合なら効くと思う?やってみようよ」
無邪気にはしゃぐ童磨。
「・・・・・・そうですね、いいですよ、まあ。このあたりまでは想定内ですから。」
胡蝶は再び構えるのであった。
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「鬼滅の刃」141話の感想
今週号はカナエの仇をとるため、童磨と対峙する胡蝶の話でした。童磨の底抜けの明るさと、胡蝶の仇のための真剣さがなんともいえない臨場感をだしていましたね。
この童磨、もし鬼滅の刃が2.5次元舞台になったとしたら、某アイドルグループの筋肉アイドルT田君がドはまりするんじゃないかな~とか思いながら読んでいました(笑)
次号、胡蝶は童磨の頸を取ることができるのか?楽しみです。
まとめ
今回は、「週刊少年ジャンプ 6・7合併特大号」に掲載されている「鬼滅の刃」141話のネタバレ・感想を書きました!
やはり、実際マンガを手にとって読むのが、作品を楽しむには一番の方法です。お得に楽しめる方法もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。