村上春樹の新刊「騎士団長殺し」あらすじや感想は?一部ネタバレも!

村上春樹さん(68)の新刊「騎士団長殺し」(新潮社)が2月28日に発売され、話題と同時に完売してしまった書店も続出中ですね!上下巻の2冊構成となった新作は果たして期待以上の作品だったのでしょうか?既に読み終えた3名の読者から感想を聞いてみました!

スポンサードリンク

 

村上春樹「騎士団長殺し」あらすじ

36歳の肖像画家の男性はある日、

妻から別れを告げられてしまいます。

やがて小田原郊外にある

日本画家の家に住み始めて、

様々な不思議な出来事に

見舞われていきます。

 

少年時代に妹を亡くした心の傷も

抱えている彼は、

妻との関係を見つめ直した末に、

本当の自分に出会えるのでしょうか!?

 

このあらすじを読んだだけだと

ある男性の波瀾万丈ありながらも

きっと平凡に落ち着く

物語なのかな?と

想像してしまいますが

 

これを書いているのが

村上春樹先生だという事を考えると

きっと私には想像も出来ないような

壮大な物語なんでしょう。

 

しかし、

『騎士団長殺し』というタイトルと

主人公である36歳の肖像画家の男性が

どう繋がるのでしょうか?

またそういった所も

村上春樹作品ならでは

なんでしょうけれど。

 

読者による感想をチェック!※ネタバレ注意

それでは、さっそく

「騎士団長殺し」を読破された3名の

率直な感想・意見を見てみましょう!

 

感想1:冥界を彷徨うような『再生』

2冊会わせて、1,000ページを越える

大ボリュームで、びっくりしました!

物語の冒頭で

『物語の枠』として

主人公が妻に別れを切り出されてからの

9ヶ月あまりの物語であるという事が

明示されていたことが

今までの村上先生の作品とは

異なった点が特徴ですね。

 

そして、小田原の山の上が舞台で

自然のうつろいも描かれていて

今までの作品よりも

静謐(せいひつ)な感じもしました。

 

それと同時に、音楽や自転車

繰り返される穴のイメージ等

過去の村上作品でよく描かれてきた

要素も多く登場していましたね。

 

不思議な出来事をきっかけに

冥界を彷徨うような展開を辿り

主人公が再生する家庭が

かなりうねうねと書かれていましたね。

 

感想2:時間の射程が、未来へと伸びた!

主人公の人称や比喩の使い方など

随所に新しい試みがあるように感じました。

第1章に、主人公が住む家の

辺りの雲を描く文章があります。

 

現実の『こちら側』にあるはずの雲が

一つの文章の中で

不思議な『あちら側』の世界に移行していく!

 

この比喩の使い方が『こちら側』と

『あちら側』の世界がつながったままの

世界として描かれていると思います。

 

時間には『過去→現在→未来』

という流れがありますが

村上先生は忘れられない過去を

如何にして乗り越えて

現実を生きるかを

描かれたように思います。

 

感想3:英術の力を思い出させる!

神奈川県内で長寿を全うした

実在の日本画家の画風を思い浮かべました。

 

この新作は

『ねじまき島クロニクル』とは異なり

物語の道がまっすぐに続いていましたね!

物語の中では絵が鍵を握り

音楽も大切な役割を果たしています。

 

手作業による芸術の価値が

薄れている今の時代に

人の障害を支える芸術の力を

思い出させてくれますね!

 

実際にこの本を読んだ

皆さんそれぞれ様々な感想ですね。

 

ですが、ひとつだけ共通しているのが

今までの村上春樹作品にはない

新しい試みや要素が含まれている

という点です。

 

それだけでもこの

『騎士団長殺し』を

読んでみたい気持ちになりますね。

 

スポンサードリンク

実際に読んでみて村上春樹ワールドを味わいたい!

物語の内容をただ書き連ねるのではなく、

あえて読破された3名方の感想を交えながら、

さりげなく内容のネタバレも入れてみました。

 

ストレートなネタバレを

期待されていた人は肩すかしを

食らってしまったかもしれませんが

やはり実際に本を手に取って

読んでみて、この3名方とは

異なる感想や解釈を

持ってみるのも楽しいはずです。

 

物語は、

書き手を読み手

2人がいて初めて完成される。

と誰かが言っていたような

いないような・・・w

 

正にその通りで

多種多様な解釈が出来るからこそ

作品に面白みが増すんですよね。

 

村上春樹作品は

ちょっと好き嫌いが分かれるので

他の方の意見で食わず嫌いしている方も

今回の新しい村上春樹ワールドを

覗いてみるのもいいかもしれませんよ。

 

新しい要素と

変わらない要素

今までにない

村上春樹作品に仕上がって

いるのではないでしょうか。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします